注目されるフレックスタイム制度について

 皆さんはフレックスタイムという制度をご存知でしょうか?

 ニュースや新聞などでよく耳にすることはあるかもしれませんが、はっきりとわからない方も多いことと思います。実はこの制度、サラリーマンにとってはプライベートを充実させたり、家事や育児と仕事の両立がしやすいというメリットがあるので、転職の際にチェックしておくことをおすすめします。

 フレックスタイム制度とは一定の労働時間を定めて、始業時刻と終業時刻は労働者にゆだねるという制度です。例えば1か月の所定労働時間が160時間と決まっている場合なら、仮に1日10時間働けばひと月に16日働くだけでOKというような働き方ができます。これはあくまでも極端な例ですが、そこまでいかなくても、午前11時から出勤し、19時過ぎに退社するといったことも可能です。そのため、朝が弱いという人も無理のない時間を設定すれば、翌日会社に遅刻する心配をしなくて済むというわけです。また、育児と仕事を両立している女性などは、保育園に子供を送った後、ゆっくり出社したり、子供のお迎えのために早めに退社するといった柔軟な対応も可能になります。

 このように、フレックスタイム制度を利用すれば、自分のライフスタイルに合わせたより柔軟な働き方をすることができます。ただし注意してほしいのは、フレックスタイムと同時にコアタイム制度が定められている場合や、企業文化によっては制度はあるけど実際に使われていないというケースです。

 もしも柔軟なライフスタイルを送りたいと考えている人は、転職先選びのときには上記の点を事前に調べるようにしましょう。